20160512

僕らが存在する理由




木質化して枯れた身体と
花が咲いて種に成ろうとする身体と
それらを頼りに新しく生えた身体をもつ
カリフラワーだった存在と
そこに纏わりつき光を求める
様々な草、草。


何もかもが存在する畑。
勿論野菜もある(多分僕にしか見えない。


この、麦やなんかにとっては
僕なんか唯の媒介。
繁栄する為にたまに草を刈ってくれたり
また種を蒔いたりしてくれる。
私たちは、虫。
私たちは、鳥。


草むらを掻き分けて
ひょっこり顔をだした
絹さや。
確かに冬、種を蒔いた。
蒔いた横に笹をさした。
それを頼りに伝い、花を咲かせ
もうすぐ豆になる。
それを食べたり、また、蒔いたりして暮らす。


植物は生いしげり
虫たちに快適な住処を与える
そして草を刈ったり
通り過ぎようとする
動物や私たちを
虫(ブヨなど は
破壊されまいと攻撃する
総ては植物の思いのまま
私たちは生かされる。


人、の助けを何も受けず
繁栄する野菜もある。
溢れるほどの種になる大根。
もうひとシーズン前に
落ちた種はすでに芽を出している。


甘い実をつける果実などは
もはや人も鳥も、虜。
私たちは種を運ぶ、風になる。


今年のじゃがいも畑。
なんと、子供が好き、という理由で
植物の繁栄を助けたりもする。
もはや自分の意思すらない。
緑で溢れる地球。
好き。


ああ、きもちよい
初夏は(も)希望に溢れている
ピース


畑も山も星も多分
時間軸が違うだけで
あまり何も変わらない

ユックリヤリマショー











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