高江、の断想




今の現状 
via / 報道特集










4:20 

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at night 

TAKAE,Okinawa



高江着

8.6 未明

深夜の農道
心同じく
先週の大弾圧(報道特集参照)を受け
駆けつけたと思われる
無数の車、人、そして

満天の星

細い月で空は暗く
数秒に一度
流れる、星、星、星

暗闇のやんばるの森の中は
星しか見えず

また、その星も
ヘリパッドが完成し
サーチライトに照らされる日々が続けば
失われる









毎朝
スコールが降る

音も聞こえないほどの大粒の
激しい、雨と
轟くかみなり

早朝から
陽がのぼり
落ち着く時間まで

雨は
ジャングルに降り注ぎ
落葉しない
赤い土の、路の上に
川を作る

泥水はそのまま
海に流れ込む

やがて緑色を海が
取り戻す頃
注ぎ始めた太陽に照らされ

水が立ち上り
ジャングルが湿気に覆われる

蒸発した水はまた、次の日
雨と成って
雷を引き連れて
総てを洗い流す

留まる事
淀む事すら知らない
美しい森には
蚊、もいない

外で寝るには
最高の季節
が、雨支度を

必ず、降るから









テント

半分完成した
森の中のヘリパット予定地の中

家が在り
パイナップルをはじめとする
農作物を育てる畑が在る

高江集落

森の一部の
農道沿い
草を刈り
ビニールハウスの枠組みや
ブルーシート、木材

おおよそ農業資材で
突貫的に出来上がった
テント村がある

駆けつけたそれぞれは
車内泊多数
個人のテントも
そこらあたりに

そして、身ひとつで
駆けつけた者にも
雨を凌げる
大きなテントが創られている

ジャングルの中
機動隊や防衛局が
監視し
時には弾圧を受け

女たちが炊き出しをし
男たちは大工をこなす

そして、状況に応じて
集会や
森の奪還作戦を話し合う

おじいおばあと
若者たちは
其れぞれの思い描く
ミライの話をする

歌い、踊る

此処へ集まる人々
それぞれに理由があると思う

yes or no

それだけじゃない

個人のストーリー、そして
国、という概念が生み出す
争い








植物

村の畑には
パインが成る

地面のほど近くに
茂る葉

赤い土の恩恵

見た事ない植物たちが
水の豊富な森を覆う

台風の影響だろうか
それほど高い樹はなく
あちらこちら
傷ついた枝が見える

しかし脇芽は
豊かな水と光により
すぐに
木と成る
根を張る

極彩色の花々
水分をたっぷりと含んだ果実

オスプレイの離着陸は

それらを
高温にさらす

時には、燃やす

想像を越えない種類の
破壊、は
受け入れることは
できない











高江に住む友人のもとへ訪れた

一家のところへは
今回が始めてではない、が
あらためて
状況の悪さ、を感じる

天国、に突如降ってきた
国家の争い

機関銃が
戦闘機が
潜水艦が
装甲車が
米軍が
機動隊が
警察が
防衛局が
警備会社が
組織が
企業が

村に、「いる」という事実

家族団らんの食事に
不安をもたらす
オスプレイの騒音や振動

日常は、非日常ではないのは
もはや周知の事実だが
それでも
食事は、睡眠は
平和でありたい

子供たちと
風呂代わりに
川へ飛び込む

子供たちと
ゲート前の機動隊について
話しをかわす
「きょうヤバいらしいね」と

もちろん
そんな話は

したくない







農業

友人たちとは
もっぱら
農業の話で盛り上がる

あの野菜の種は
そっちではいつ蒔く?

この季節はどうだ?
あーだこーだ話は尽きない

此処ではトマトは冬の野菜だ

落葉しない常緑樹ばかりなのと
スコールがすべてを流すのとで
土が扶養しない

それぞれの楽園にも
それぞれの悩みがあって
僕は
実る果実に憧れながら
彼らは
黒い土に思いを馳せて

これから起こりうる
反対する住民と
駆けつけた仲間たちの集まる
テントが
弾圧される話

なんかよりも
よっぽど建設的で
心によい

採れた野菜を使った飯や
やんばるの森で採れた
野草や
極彩色の花々でできた
酵素ジュースを戴き

子供たちと騒いでる間に
うとうととねむってしまう

しかし、スグ目がさめる

現場特有の
アドレナリン的な
自作覚せい剤が
脳を巡っているのか

おそらく瞳孔は開き
口先、行動は達者になる

車内泊の最中
眠れずに
暗闇の農道を
散歩していると
「機動隊が押し寄せてくる」気がして眠れないと
よれよれのおばあにあった

俺見回ってくるから
寝てていいよ、といったものの
ヘリパッドの話しから10年

10年もこんなに気を張って
生きてるのか!と思うと

どれだけ
僕等の日常が平和で

その小さな平和のために
どれだけのものを
押し付けて生きているのか

そう思うと
胸が苦しく成るが

帰って子供たちを抱いて
布団にはいると
そんな事も忘れて
 僕はまた平和に溺れるのだろう








子供たち

やんばるの森の子供たちは
とっても人なつこい
おそらく旅人たちが
美しい自然をもとめて
やってくるので

一緒に成って遊ぶ方法を
沢山知っている

そして
タフだ

ジャングル生活はもちろんのこと
そこに
軍隊や
機動隊
活動家まで加わって

戦時中が日常のようなもの

大人びた少年たちと
おもいきり
こどもの遊びをする

笑った

ほんとに楽しかった

15人しかいない小学校から
オスプレイの騒音で
悩みすぎて
もっと北部へまた、友達が
避難移住して
人数が減るという

学校は嫌いだけど
友達にあって楽しいから
毎日行くという

基地以外
オスプレイ以外、は
とても日常

此処では
それさえも日常

外から来た
僕には

戦時中、にみえる






安倍昭恵問題

ちょうど
東村祭 a.k.a パイン祭の日で
子供たちが
hiphopをやるというので
見に出掛けた

花火がとてもちかくて
(破片をよけながら見るぐらい!)
笑っちゃうくらい
綺麗だった

丁度その頃
三宅洋平くんが
大弾圧の大本
安倍首相の夫人を連れてきて
大炎上しているところだった

インターネットでは
なにかとまたいつもの
「ニュースについて yes か no か発表しなければいけない」
独裁空気にながされていたようだが

現場は怒りすらあるものの
翌日には、話題にも上らない

というのも
目下の活動や弾圧に忙しく
いちいちかまっていられない、からだと思う

婦人を連れてくる事で
工事が止まるなら
盛り上がったかもしれないが
もはやもう過ぎた

というわけである

電気使って
画面見ながらうだうだ言ってるくらいなら
各地の自然破壊の現場へ出向き
植樹の一本でも
してもらいたいものである














N1ウラ


先日の大弾圧で
オスプレイパッド、基地を
造成するのに
反対する住民や
旅人たちを受け入れてきた
主要なテントが
撤去された

森へと逃げざるを得ない
彼らは
少ない資材で
とても快適とはいえない場所を
暮らしやすく変化させていっている

こういったSNSやブログでは
かけない沢山の事が
中では起こっている

それは、別に
ネットで叩かれるとか
そういうくだらないゴシップではなく

強引に工事を進める
権力、
隙をうまくつかなくては

直ちに
森は倒され
アスファルトにかわってしまう

この日は
大雨のなか
ずぶぬれに成りながら
プルーシートを
張り直した

ロープと、森しかない
割にいいできばえだと
先導をしてくれた
地元のおっちゃんと、たたえ合う

また別の日には
棚をたてたり
シャワーを、川にたてたり

山ほど
することがある

泊まり込む人間も
少なくないが
人によっては、毎日訪れたり
毎週手造りの炊き出しを持ってきたり
旅の途中だったり

インドや種子島から
現状を知って
きていた人たちもいた

相変わらず
ロストされた世代である
ぼくら
発酵世代も
数多くいて

こんな中でも
自然農や、植物の話は
尽きず
新しい友人も沢山できた

そしてこのつながりは
また、世界を変える










少しの空き時間をつかって
辺野古へいったり
パン屋へよったりした

温かい心遣いに
涙がでそうに成ったりしながら
ゲリラへと戻った










反対運動

さて、毎日テントで暮らしているだけではなく
高江に訪れる人々は
それぞれの抵抗を繰り返している

ヘリパッドを作るのは
とても簡単な話で

森を伐採し
砂利を運び込み
アスファルトを敷けば
完成

座り込むと排除される今となっては

砂利を運び込む
トラックの前に身を挺して
座り込むか

車などで封鎖する他ない

詳しくは
現地でしか
分からない、言えない情報がおおいので
省くけれども

そして
皆が一様にそういった行動を
してるわけでもなく

各人にまかされた
自由はもちろん

しかし運動の足を引っ張らぬよう
最低限のルールのある

今現状で
それも
すぐにかわるかもしれない



すこしでも
興味を持ったら

美しい自然
綺麗な雨にうたれに
一度
現場を訪れるのがいいと思う

同じ時代の
同じ国で

目下戦時中の村がある










僕は僕の作戦を決行し
機動隊の暴力に
打ち拉がれながらの
帰り道

心に平和を取り戻せたのは
nice music でした

是非よい音楽を持って

善い旅を