20180403

彎曲

旅から戻る

空は桜色

四季を巡る旅が明けると

新しい芽が出ている

頭から爪先まで

血液筋肉思考の全てを

目を瞑り身を任せ

「そうなる方」へと

過去は暗い

社会は

不安を押し付ける

自然は

安心と脅威を

燃焼して火照った手を引いて

ここは社会ではないことを


政治家官僚企業様方が

ボヤボヤしてる間に

アンダーグラウンドでは

コミュニティが表現と集会を繰り返して

「あたらしいちから」を身につけてる

ワークショップという名の

金の亡者は別として


テロリストではない

詩人は

いかなる権力によっても

拘束できないのをいいことに

繁栄してゆく


とはいえ昔より笑顔が減っている

笑おうと誓おう


賃労働して

食物を購入して

就寝先を確保して

納税して

狂うのが

当たり前だと思っていた

あの頃は

不安で一杯だった


3年ほど前に拾った

あんずの苗木は

大きくなって

今年は満開の花を咲かせた


10年ほど前から触ってる

熊笹に覆われた放棄地は

ようやく作物を

植えれるようになりそうだ


長い話をして生きてる


振込金額が足りないと

即日電話や葉書で脅してくる

社会では生き難い


スピードが速い仮想現実に

基づいた現実社会

スピードは覚醒剤

スロウダウン、カームダウン出来ない

中毒者の集合体で

怪我しないよに

波間を抜けろ


子供達に芽生えたストレスの糀を

穏やかな菌で覆い尽くしたい


集まって社会を変える?

2人3人と家族単位

小さな世間がまず変わり

化学変化を起こしながら

集合体したものが社会


お互いに感謝と恩恵

そして迷惑かけながら

暮らす多様性


花と虫の関係



君は花で僕は虫

僕は虫で君は風

君は風で僕は花




自然農法家にとっては

晴耕雨読の逆もまた

雨が降らぬので畑をさわれない

雨を待つ支度にもひと段落

花見しかできぬ


今年も庭のグミの木が花満開

山からニホンミツバチがブンブン訪れる

平地の田畑は死んだが山は未だ死なぬ

その山も削られ個性のない戸建に

木を切らぬと

公約を掲げるもののいぬまま

西宮市は市長選へ


デモや選挙で変えることと

なにも変わらないことが穏やかである

という虫たちの世界は等しい


人が人である限り

等しくない人の世なら譲ってしまえ

譲って退いて穏やかに暮らせ

暮らしを照らすのは人ではない人の世


冬が開けるまでに刈った草は土となり

為せば成る

為さなくても成る

実は食わずとも種になる

種を暴くのは許されぬ行為

ただ継げばまた成る


春が穏やかに教えてくれる人として在り方


何も独占せず

一枚のパンも分けあえる

差別ない小さなコミュニティ


民は民であり営みは営みである


グミの木が咲いただけで

私たちに色色な事を教えてくれる

子どもたちはゴザをひき

笑い泣く

米を結びただ日が暮れるまで

穏やかに過ごす


学ぶことは惜しまず

惜しむことには執着せず


どこでも用を足し

どこでも火を焚く

どこにも欲はなく

どこでもよくなる


どこでもよい、だれでもいい

焦点はあわぬが

結んだ米は争点ではない

争いを放棄するための

欲を払うための箒で大掃除


日々住まいを変え

持つことや

保つことに

執着する事を辞め


ただ僕らが経験した

現象そのものを

次世代に口伝する

形には遺さないことそのものが

また現象になる


玄米を食べる事が身体に良い

しかし何分かに米を撞く

糠が出る

糠を撒く

鳥が食う

これもまた精神的に良い

渡り鳥は糠を食い

用をたす

庭にはまた

知らぬ名の樹が生える