大寒の七十二候に
冬華(ふきのはな さく)
蕗の薹(ふきのとう)が蕾を出す
とあったので探したらほんとうにあった
季節が変わった
凍らぬ様に
止まっていた時間が
山野の草花や
小さな野菜の
芽や葉や花が
一気に膨らむのを
待っている様相に成った
霜枯れる草草の間からライ麦の芽
むぎは、大麦、小麦と二種あって、
大麦は米につぐ穀物で、糧食中重要なものである。
大麦は米につぐ穀物で、糧食中重要なものである。
*略
そんなことはどうでもよいが、
麦は立春から百二十日に至を旬として、
諺に「麦は百日の中に蒔き三日のうちに刈る」というので、
麦秋の頃は農家は眼のまわるほど忙しい。
麦は立春から百二十日に至を旬として、
諺に「麦は百日の中に蒔き三日のうちに刈る」というので、
麦秋の頃は農家は眼のまわるほど忙しい。
それで米は初夏に植えて炎暑に育てられるが、
その収穫は霜の降る頃であるから、
その性が寒湿でべっとりしている。
その収穫は霜の降る頃であるから、
その性が寒湿でべっとりしている。
それに引きかえて麦は、晩秋に種えて厳寒に育てられ、
陽春に至って刈り取るから、
麦を二年草とも年越草とも称し、
その性が温質であるから、からりとしている。
陽春に至って刈り取るから、
麦を二年草とも年越草とも称し、
その性が温質であるから、からりとしている。
これを両性にわけると、米は女性で、麦は男性である。
で、裸麦といって、裸で褌を締めているなどは余計ないいぐさだが。
米の飯が脚気に毒で、
麦飯を食うて養生をすると治るのも、
その寒性の米が水腫によくないからである。
麦飯を食うて養生をすると治るのも、
その寒性の米が水腫によくないからである。
その麦飯を嫌がって、農家の娘さんが都会へ逃げ出して、
白い飯を食いたがるから、
逆につまらない淪落の女となるのである。
白い飯を食いたがるから、
逆につまらない淪落の女となるのである。
*略
via. 麦の話 / 林春隆
unknow
れもん
いちじく
なし
かりん
くるみ
はるまであとすこし
ありがたい
ありがたいことです
どうやら
ことしも
はる が
むかえられるよう で
ありがたいことです
ぶわっと
あせをかいたり
できそうです
いきて