10.19 アケビ


警察機動隊と
非暴力不服従者が
揉めると
都合のよい
人間がいる

誰にも踊らせられたくはない
自分で好きなように踊るのだ
と、強く思っても
よい音楽家は沢山いる

その気は無くとも躰が揺れる


 現実に吐きそうになりながらも
朝の光を浴びた植物達の事を思うと
明日が待ち遠しい

植物達は
うそをつかない
言葉を選ばない

霜が降りはじめ
キラキラと輝く
朝の植物たち
まるで
香る穂のような輝き


本当の足るを知る、は
彼ら植物達を
ただ見つめて過ごす事
それだけで美しいのだけれども
わたしたちは欲にまみれているので
つい耕したり
種を蒔いたりしてしまう



つい蒔いてしまった種は
何も与えずとも
季節の変化とともに
収穫を迎える
それは彼ら自身を死に追いやる
自分で蒔いた種なのに

他者は殺さずとも
死に追いやる


草を刈る手が震える