20160111

ひとつの詩を創る断想の過程 #3

ひとつの詩を創る断想の過程 #1
ひとつの詩を創る断想の過程 #2





*芽が散るのだなんて言えば破壊とおなじで

me chil not dnt yIE 
me chil not dnt yIE BAr 
me chil not dnt yIE BAr high KAIT to 
me chil not dnt yIE BAr high KAIT to on age De 

それこそ はな にもなれない
それこそ はな にもなれない 

道具をつかう という 
行為は はなから忘却し 
はな を信仰して 
選択の 余地
すら あたえられ ない 
と 嘆く言葉
を 唱え ない 

はなし は はな には およばない 
はなし は はな には およばない



*肯定せよ 

すべての事柄 は関連している 
すべての花 は生命を遺すために咲いている (=system?
すべての雨 は循環している (=system? 
すべて は関連したsystem (=inori ?

ならば肯定せよ

肯定し、踊れ
ただし踊らされる事を好まない 
私たちは奴隷ではない 
踊りたいから踊るのだ
踊る事は信仰ではない

花 への
雨 への
生命 への 螺旋

すべて の歴史は
誰か に関連している 

誰か は循環して私



*ラヴ&ピース

反戦、が いわゆる戦争の
概念を肯定しない、という話
ではあるが
種の独占による 
食糧支配も 
肯定出来ない 

真の農耕 採集とは程遠い 

工業製品の様に
作られた原料を使い 

庶民を動かし
税金を納める為に働く
最低限の腹を満たす 
ケミカルフード

本当に 立ち上がるべきは 
種苗屋、百姓、流通、料理人 なのである 
彼らの構築した 食糧支配の 
ファックなシステムを 逆に利用すれば 
反戦、は可能だ 

その為には 一番の懸念である 
空気と水を護らなければならない 
そしてなにより 
その循環に飛び込む
人間が増えなければならない

しぜん、
ほぼ 水 でできている 食糧が
身体のひとつひとつ
小さなかたまりになる

味覚 としてはそれぞれの野菜、と 
共通する水 の味

感覚 としては ここまできた 
時間、自然、人々のエネルギーに 
感謝せざるを得ない 振動

戦争は 食糧に感謝 できるかどうか 
から始まるのだ

過去、種を落とし

今、発芽し
雨と太陽と 
循環した
草木や虫の 
エネルギー
で出来た 
食糧 

そこに戦争の入る余地はない 
一番簡単で難解なのは 
水を護ることである
その為には 
自然を崇拝し 
環境に融けてゆく事

数世代のちに 
総ての川が美しくありますように


ゆっくりやろう 
人類の寿命はまだまだながい

そして 地球は滅ばない



*詩が足りない


生命 を言葉 にすると詩 にしかならない

むしろどれだけの生 をみることができるか

有機的ななにか、に囲まれるということは 

詩に包まれているということ

organicであることはとても詩的

ならばなぜ踊るのか

事象を捉える速度 

時間の感覚

なぜ踊るのか ということが 

言葉にならないと 

いま巻き込まれようとしている 

争いから 

抜けられないから

絞る



*7/30

月が明るい
部屋の灯りを消して
眠る子供を抱く

流れる水の音 
明るさにつられて
鳴く 
蝉 

の音

原子力発電所の 

音も聞こえない 
形も見えない 
何も匂わない 

この部屋から




*路上にて

路上を解放せよ
路上を解放すれば
仕事も政治も恋もうまれる
国家へ告ぐ
路上を解放せよ
路上を解放せよ
路上を生きた人間で
覆い尽くせ
路上を生きた作物で
覆い尽くせ
路上を



*生命の循環に

昨日の月は赤かった
とびこんでくるひかり

うごきつづける

はたらきつづける


露出した幹
個体

かならずそれぞれの、そくどで
役割をまっとうする


個体
虫だ
私は

媒介としての、と
露出した幹への、反応

はこばれる

私の幹から流れた蜜が
はこばれる



*あなたの水は 未来に流れる


水の流れは
延々と続く
花崗岩の上にあった

土や、砂ではなく
岩の上を流れる

山、が岩なのだ
全部
とんでもなく大きな

ずいぶん上がると
水が途絶えた

樹々の根の下
地下から湧いているようだ

この流れは
どこからきているのだろう

いつの雨なのだろう

過去が
突然
姿を現した

今、飲んだこの水は
過去降った雨

花崗岩や
森に濾過された

時間は「今」だけじゃなく
「過去」は「今」なのである

「今」の私たちの行いは
「未来」の水なのである

BE HERE NOW

死を恐れるな
死んでもなお
あなたの水は
未来に流れる

詩を畏れるな
語り継げ


*革命とは時間を超越する事

自然、に人間が手を出すという事は
即ち未来を変えているという事

このまま時が過ぎ去れば何も変化しない、という事もない

曖昧な世界に生きているのだから
安定した社会などなかった、と
原子力発電所や資本主義社会が教えてくれた

人間同士は互いに敵である、と
国家や政府は脅してくるけれども
それは無視してよい



*internet

Internet の先の
通信手段について考えている

物理的に集合が困難に成った場合

通信が途絶えて
もしくは、閉じて
社会が小さくなった場合

畑か



*種

種を、まいています
毎日

人間に都合よく在るわけでないので
自然は

本当に何もしなければ
彼らに呑まれて
この星は緑へ

豊かです

彼らは
生きていく所存です
押しつぶされそうな
圧倒的自然に
それはsizeではなく
気配

本当はそこに誰もいないのに

うちうからのひかり
ひらまつく
ほくんは
はりもひない



*am4:20

よるはあけない
あけてはいけない

土用から
お梵のあいだ
収穫もふくめて
畑に触らなかった

そして
手が入り出すと
また収量がふえる

てをださない、と
てをださないと、と
がなかなか難しいラインで

自然に生きること、は
汚染しないこと

今街に転がっている流通
今田畑に転がっている生産、は

欠落した宇宙

瞳孔が開いてゆく

毛穴が閉じて行く

勘ぐれ

行く先はそこじゃない

戦機はいまじゃない

先人は言ったね

草を敵としない
争わない、と

草はわたし

I and I

宣言しよう
争わない、と

目をとじて毛穴をひらく



*プロテスター

私たちは
花であり
虫である

雲が
秋に近づいてきた
畑では
今年始めての
栗が落ちていた

秋は近いが
まだまだ虫の音は複雑ではない

戦争という
概念のない世界を

次世代への媒介となった
私たちの
生殖する衝動は
否定できないだろう

その上で
勇気を持って
戦争を否定する

暴力を持って
支配する衝動のある
クレイジィな人間がいるのは
承知できるが
国家がソレだと困る

政府はただちに
路上を解放し

私たちの生きる制限を
解除したうえで

想像もつかないような
新しい未来について
話し合う機会を

支援するべきだ

怒り
笑い
生きていく歓びを
身体で表現する
抗議者に

祝福を

種に心を寄せれば
夜の雨も明るい



*9.11

首の長いとりは
白い羽根に
朝の光を浴び

均等な距離をおいて
自らの速度で進む
今 を見透かしている

まだ
飛ばない

狼煙をあげるかのように
現代百姓たちは
蛍に成った草に
火をつける

水は滝に成り
彼らの速度で流れる

雌の花が咲く

今まさに飛び立つ
自らの羽は
美しく輝く

光を待っていたのか

空から見た滝は
巨大な海へ注ぎ込む

凪が終わり
鳥と成った私は
風に乗り
上昇する

狼煙と私は混ざりあい

自らと彼らとの速度は混ざりあい

はらはら と
白い雪の様に舞います
またいつか の
水に成りたい と

祈ります



*#宣言

参戦を決めた政府に抵抗する

反戦という言葉が 
一時的に 
戦争という概念への 
引き寄せがあったとしても 
永く続ければ 
何度でも導かれるし 
先人から 
それ
を引き継いでいる
感覚も ある

参戦を決めた政府に抵抗する



*グリーンゲリラ

秋の花が咲いている

現代百姓は
花で記憶する

彼岸花が咲く頃
政府は参戦を決めた

花を遺そうと
天に向かった草を刈る

虫が抵抗する

抵抗する力で
生きている

各地に散らばったグリーンゲリラたちは
花束を手に抱え
戦地に向かう

抵抗と、そして
自然といふものに祝福を



コトバ、に宿るチカラ

20年前に住んでいた街に描いた落書きがまだ残ってた

平和、にかんするやつ

peaceとか
そういうやつ

さておき

たぶんその頃の サヴァイヴすることの 快感の 初期衝動で
いまも生きてる

ような
とても 大きな地震が あったから

そこにあったのは

焚火焚火 貨幣のない世界

世界が静か
になっていく、の
だとしたら
それは
とても
希望

あめあがり

かつて宣言したように 
あの頃の日常は 
非日常になって 
新しい日常を 
探しに行くようになった 

僕に対する 
自然の持つ 
精神拡張作用は 
なにひとつ 
繰り返す時間がない 
という事を 
意識することで 
発動する

いまここで 
肉体が 
粉々に 
弾け 
散っても 
構わないほどの 
多幸感を 
自然に 
得られるような 
社会

いつもより 
くらい 
空の作用で 
瞳孔がひらく 
二度と同じ明るさの光は来ない

雨だから
雨だから
ねえ



#自然農法 で 野菜はできる #宣言 #布告 #証明 ①

世界を緑で覆い尽くし 
静寂を手に入れた

たった一人(you の 
脳内におきた 
革命は 
体感を通じて 
仲間 や 
子孫 に 拡がった

この時のことを 

私たちは 花 で記憶する 

私たちは 音 で記憶する 

私たちは 雲 で記憶する 

心のこもった食事 で記憶 する

夜 ふいた とても強い 風 
で倒れた 稲 
の記憶 を 咀嚼
し飲み込む 
そして 
身体 の 一部 
となった 細胞で 
記憶している

涙は 食事に含まれた水 で 創られた



*まだ、自由を手に入れてないの? と、
言っている彼らの力にはなれない

私たちが暗闇でなければならない

そしてやっと光が見えた
その時の毛穴の開く感じを 
可視しとかねば成らない

成らないということもなく 
偶然
そこにいるのだけれどもあえて


その陰をリスペクトする事で
日常を手に入れた



*秋

春のやわらかさ に
似た温度 の

それでいて
あかい 質感の風 を
あびて る

総て は実在する
いのち の円で
反応した 運動

例えば かぜにのって
聴こえる

小豆 よる音 や
稲 かる音

ピアノ の音
誰か の





*秋

思考は、すべて季節に依る 
思考は、すべて個人と成る 
夜が長い分だけ 
秋は孤独だ


*イマフリー

私たちの亡骸のように
空に融けることができれば

ちょうきもちよさそう

YES I M A FREE

そういまじゆう


*無題

わたしたち は
移動する ひかり だ

樹々にゆれる
葉 のあいだ を
すりぬけるようにして
つぎの瞬間へと
移動 している

思考 は
移動しているか

思考 は
つかずはなれず

つぎの瞬間を 
めざして
移動 する 
わたしたちと
同時刻を きざみ

存在 を
確認する

畑に はだしで立つ

思考 が確認した 
ひかり である 
わたしたちを

ひとつとして
おなじ 形状を
瞬間をもたない
大地の 凹凸が 
捉える 

それら が
現実である ということを

同時刻の ひかりである
同時刻に ひかりにであう



*へいわ

ひとがいきるのはつらいものであるはずがない

時間にひもづけられた運命のようなものをかんじるかもしれない

それは他の生物が繁栄するための媒介である私たちの無作為の作用だからだ

たとえば私たちの身体や摂取する食物、此処に立つ大地の殆どは水である

この溢れる水が美しく成れば成るほど、私たちの意思とは別に総ては輝きを持つ

どんなに汚れ、を望もうとも抗う事ができないほどに澄んでゆく

どうだろう一時生きるのを忘れて流れてみないか



*雨と山

夜がきているあいだに
ざあざあと
ひさしぶりの雨が降って
そうして朝が照ってきたぐぐっと背筋のばす

あさが

雨 がざあざあとふって
空気 が澄んだので

ひかり である
振動 がみえた

振動 はもちろん 

関連してくる


*へいわとことば

一日中ことばをさがしている
ことばは感覚より秀でない
持つべき順番による

ことばを無くした自由のさきに

へいわがおとずれる



*ざいおん

てんごくという概念
はオリジナルだ
放射能汚染の
かぎりなく少ない
ここは てんごく



*13日の金曜日

共通することば、さえ
捨ててしまえば
共同体である必要が
少しはなくなる、うえに

何か偉そう団体に
ことば、を監視されることもなく

また農的な日常生活に
まったく影響しないような
情報、に気をとられることなく

けれども過去や未来、に祈る
ことのできる時間、を忘れず

かつて
放射能やシステムからの逃亡を
東京市民に即したように
はやく逃亡したほうがいい

捕らわれるな囚われるな捉われるな

ここから
独立するのに
紙、は必要ではなく

また
ことば、も要らなくて

意識なのだが
人はそれぞれ
まったく別の人なので

いや
道もまったく別だし

もちろん
路上に咲く花など
いっぺんたりとも
まったく同じ
様相では
ないように

それはとっても
季節で、詩だ

詩、であると
毒は去る

かつての
彼岸花が
葉や
根を
そこに遺し

いまもなお
毒である
ように


護るべきものがあって
螺旋的な
防御本能であれば


美しく在るべきで
しかし
それがただ季節のひとときであるならば

誰の目にも止まらない

ひとしれず
美しんで

毒を遺してでも
次に繋ぐのも

また
フランスやレバノンで
突然生命を亡くしたひとびとの
写真が溢れてきた

沢山の、またはひとりの
人の生命が
その個人の意思によらず
奪われた時に

たくさんの制服を着た人間が
大使館を警備するのではなく

たくさんの蝋燭を持った個人が
祈りを捧げる、という
習慣だったはずで

とにかく
日本にしても
韓国にしても

世界のあらゆる、路上

路上が

権力に奪われている

路上は

解放されるべきである

救え、救え

ここぞとばかりに

思想をもって、祈る

いま
茱萸の樹が
黄色くなった葉を
落とし始めた



*無題

まいにち ただ きせつ が うつろう のを みて い る だ け



*四日前の雨

野菜を洗う手がしびれてきた

冬がきた

ヒト、は

綿を作り鳥を狩り縫い
油を掘りガスを掘り
火を焚き家を建てて
ようやく凍らぬように過ごしている

彼らは「移動せずに」
凍えぬように生きる事ができる

凍えぬ細胞を活性化させる為のエネルギーを
光や水から受取り
寒く成るまえに溜めてきた

なるべく小さな範囲で
「移動しすぎないで」
生きていきたいと思ったり

しながら、寒い、冷たい雨

世界がへいわにむかいますように、とか祈ってみたり

全部虚像だからと、安心してみたり

あめ

生きてきた跡を
毎瞬間
片付けているつもりなのだけども
やぱり沢山遺ってたりで

なかなか いまをいきる のも 
たいへんだなあ と

わらったり



*私達は常に選択している

春の山菜の為に草を刈っていると
いつか蒔いた白い隠元が
草の中をスイスイっと伸びて
花が咲き
豆になり
種として地に落ちていた

次の支度をしている

刈った草を、種にかける

草は刈り、種はつなぐ

私達は常に選択している

自然に、ではなく
目にするもの総て
選択している

瞬間の



*対案・グリーンゲリラ

どんな仕事だろうと
暇な時間にあった
大きさの
畑をしていた方がいい
土に触ると
健康的に死ねる
長い時間かけて
小さく成る

水たまりに
山が
反射して赤い
とんでもない
大きな塊の
自然農春ウコンを
トラックにしのばしている
スピーカーからは
民を健康に!民を健康に!
という内容のラップが
ながれている



*わたしたちは はなで きおくする 

セーショ をよんだか? 
ケンポー をよんだか? 
あの セーフ をみたか? 
いや、その種はまいてない 

たしかに 無数の種 はまいたが 
など とわらう 

コトバ など要らぬと 
振動なだけだ といいなが ら 
詩 が足りない など とわら う



*山道

足りない 詩 
をさがして 山道 をあるく

まあるい きがつづく 
ことに きがつく 
と さらに つながる いし きは 
そこで安定を保ち 
やがて 
先に途絶えた言葉を探す 
繰り返す

遺された言葉は決してハヤ 
くない 
聖書も憲法も等電の記者会見ももう見てない 
何 か 
に書かれている言葉は 
政府が自然覚醒作用を抑える事によって 
もはや言葉に成っているだけだから 

の たね は まいてない だろ?

この かわら に 
うえられた 
びわ の 
き が 
おおきく なる 
のを 
たの しみに 
してるだけだろ



*無題

耕さずに 空 に成るものだけを 
有難くいただく

あたたかい
あきをすごし 
刹那 
水がなくなるほど 
晴れの日のあと 

おおきく 
雨が降り続き 
振動し 
揺れて 

それは揺れて自らの身体の一部を違う生命体として引き離し
水に乗って新たな場所に根を張った 

オランダカラシナ を 摘む 手 が痺れる 
瞼 が閉じる ことば を思い出す

柚子が香り 昔 風だった頃を思い出す 

人によっては 鳥だった とも言われる 
あの

またひとつとない かたまり である

またひとつとない あなた が風に乗る

苺ですら移動する 
を伸ばし 適当な所に根を張り
数億年先を見据えて 
移動する

ように 
正義 などは簡単に移動 する



*冬至の記憶

はたけ とキめた
ところには
なに も持ち込まない 
ようにしている

空(うえ) に伸びた
ものだけ を
持ちかえる

といったルールを
はじめに創った

山は
春から1年かけて
のびた

まさにいま
枯れようとする
茂み(くさ)を 

刈りおいて
溜める 時節
になる

山が
冷えこみ
草も育たぬまに

刈った
ところ どころ から
いつの間に やら
見知った山菜 たち
が 顔を出す

冷たい雨と柔らかい陽射しで
ゆっくりと
発酵し
土 に
戻ろうとする



に、護られる次 の

保たれるせかい

特に
意識はしていなかったが
暮れてみると
とても短い 
昼だった

絶望は すぎた

これからは 希望しかない

太陽は
長く
強くなって
ゆく

絶望は

もう
すぎた



*この革命の目標は
国土のおよそ100%を
既存ではない政府 
の定義する【山林】
および【森林】へと導くものである



***


そらに
まう
火の粉は
蛍に
なるらしい