2016年以降の反転攻勢を準備するために、いちはやく東京を脱出し、体調を整え、頭脳を明晰にしておかなくてはならない。2016年の段階でまだ東京をウロウロしているような者は、残念だが、戦力外だ。これからはじまる歴史的な闘争に加わりたいなら、東京を出よ。
このとき不買行為は、根底的(ルビ・ラディカル)な拒絶を含んでいた。それは、「安全なものは買って危険なものは買わない」という、表面的で功利的な論理ではおさまらない。人々は表面的にはそのようにふるまいながら同時に、「安全なものも危険なものもすべて買いたくない」という心性を生みだしていた。もちろんそうは言っても、食品を買わないでは飢えてしまうから、そのときどき便宜的にベターと思われるものを買うわけだが、本当は、なにも買いたくなかった。
すき