20160506

『殺サズ

草、を生物と捉えて、人間が食する為に狩る。すなわち殺す、としよう。
そうなると、『殺サズ』(ここには草を刈らない事によってそこに住まう虫たちも含む)を畑、や庭で実践しようとすれば、たちまち緑に埋もれてしまう。食糧(雑草等を喰うのを除いて野菜などの)の生産が追い付かなくなる。
そこで草を選んで狩るのだけれど、そこにはもはや『殺さず』は存在しない。総てを生かして、私たちが生きていける方法はないものか、ないものか、と飢えた目で緑を掻き分ける。掻き分けて、掻き分けて末に飢えて死ぬ。亡骸は雨に撃たれて、晴れに渇いて、虫に喰われて、私たちは消え去る。
    
    








現象、と捉えればいいのか
この衝動は。