20180908

peaceful revolution

地形を変えてしまうような

大雨が続いたあと

長いあいだ日照り渇き

二度三度と暴風雨に見舞われ

水場は崩れ

柿の木は倒れ

疲弊しないゲリラ小屋、は

葛や仙人草に覆われてココにソノママ

複眼を持つ蜻蛉が

音もなく稲から稲へととびうつる

鷹の目には及ばないオスプレイ

暴力的な報復をするまいと葛藤する

非暴力の可能性を探る花たちの頭上

それもそのはず

コレは現象で総ては白昼夢

繰り返す繰り返す繰り返す

削ぎ落とす削ぎ落とす削ぎ落とす

存在する今ココあるいはソコ

何か違う何か違う何か違う

労働が芸術なら対価はいらない

繰り返す繰り返す繰り返す

吹き付ける風吹き付ける風

吹き付ける雨吹き抜ける壁のない小屋の中

山あいは霧で真っ白に

また明日のことを考えている

また明日の天気のことを考えている

また天気のことばかり考えている

天気をよむ

空気をすう

種をまく

あたる

雨がふる

芽がでる

天気をよむ

空気をすう

草をかる

はずれる

雨がふらない

苗がかれる

天気をよむ

空気をすう

手につく手になじむ手になるホー

動かし続けるからだ

まわし続けるタイマー

へいわにみちたかくめい

彼女の遠い故郷では大地が割れた

耕さずに10年が過ぎた畑では

自生した地這い胡瓜が花をつけた

自然薯の柵は倒れた

倒れた小豆は起こした

自然はいつもとおなじように

偶然をおこし続ける

同じ瞬間はなく

繰り返し続ける

季節は過ぎて

冬を越す支度

千の音でいっせいに虫が鳴き始める

土と変わり始めた積み草の

天地をかえす現代百姓

土と変わり始めた味噌の

天地をかえす母や父

土と変わり始めた意識の

天地をかえす革命家

千の音で鳴く鳥

続く続く続く

ながくながくながく

よるはながく

よる花がさく