農園を開き始めた15年ほど前、野菜の引き売りや小さなマーケットを開いていました。
その頃に考えたのが、検索されない言葉を屋号にするという方法でした。
インターネットの検索は、よく使われる言葉や大きな概念ほど上位に現れる構造になっています。
いわば強い言葉が優先される競争的なアルゴリズム環境です。
だから逆に、まだ誰も使っていない言葉を作ることにしました。
検索されない言葉なら、一度その言葉を知った人が検索すれば、必ずそこに辿り着く。
拡散を前提にした言葉ではなく、指名されて接続される言葉です。
そうして作った言葉が yamsai で、同時に yamsai.net のドメインを取りました。
当時はそこに販売情報や作業を書き、
そこから引き売りやマーケットにつながっていました。
その後、発信の中心はSNSに移り、ブログはしばらく静かに残したままになりました。
けれど最近また作業日誌を書こうとすると、この場所がとても使いやすいことに気づきました。
SNSは情報が流れていくフロー型のメディアですが、
ブログは記録が層のように積み重なるストック型のメディアです。
農の営みもまた、短期的な効率より、
土壌有機物の蓄積や微生物相の安定のような時間蓄積型のプロセスに近いものです。
検索されない言葉で作った小さな場所。
必要な人だけが辿り着く細い回路。
広く拡散する仕組みではなく、
静かに接続されていく分散的なネットワークです。
農もまた、大きなシステムの中で拡大するのではなく、
こうした小さな回路を各地に作っていく営みだと思っています。
検索されない言葉というのは、
そういう回路を立ち上げるための言葉でした。
そしてそれは、
世界の構造に対する静かな対抗のかたちでもあるのだと思います。
その頃に考えたのが、検索されない言葉を屋号にするという方法でした。
インターネットの検索は、よく使われる言葉や大きな概念ほど上位に現れる構造になっています。
いわば強い言葉が優先される競争的なアルゴリズム環境です。
だから逆に、まだ誰も使っていない言葉を作ることにしました。
検索されない言葉なら、一度その言葉を知った人が検索すれば、必ずそこに辿り着く。
拡散を前提にした言葉ではなく、指名されて接続される言葉です。
そうして作った言葉が yamsai で、同時に yamsai.net のドメインを取りました。
当時はそこに販売情報や作業を書き、
そこから引き売りやマーケットにつながっていました。
その後、発信の中心はSNSに移り、ブログはしばらく静かに残したままになりました。
けれど最近また作業日誌を書こうとすると、この場所がとても使いやすいことに気づきました。
SNSは情報が流れていくフロー型のメディアですが、
ブログは記録が層のように積み重なるストック型のメディアです。
農の営みもまた、短期的な効率より、
土壌有機物の蓄積や微生物相の安定のような時間蓄積型のプロセスに近いものです。
検索されない言葉で作った小さな場所。
必要な人だけが辿り着く細い回路。
広く拡散する仕組みではなく、
静かに接続されていく分散的なネットワークです。
農もまた、大きなシステムの中で拡大するのではなく、
こうした小さな回路を各地に作っていく営みだと思っています。
検索されない言葉というのは、
そういう回路を立ち上げるための言葉でした。
そしてそれは、
世界の構造に対する静かな対抗のかたちでもあるのだと思います。
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