20260306

今日の収穫は、源助大根、下仁田ネギ、菜の花、干し柿、唐辛子、原木椎茸。

大地の凍結はようやく解けはじめたものの、まだ端境期で収穫の種類は多くありません。けれど、だからこそ、一つひとつの輪郭がよく見えます。冬をくぐった源助大根と下仁田ネギには甘みと厚みがあり、菜の花は春のほろ苦さを運び、原木椎茸は身の締まりとうま味を返してくれます。干し柿と唐辛子は、蓄えてきた時間の味を添えています。

料理にするなら、大根はやわらかく炊き、下仁田ネギと原木椎茸は焼く。菜の花はさっと茹でてからし和えに。干し柿はそのままでも、白和えに少し入れてもよさそうです。

種類は少なくても、今日の収穫には冬の余韻と春の入口がきちんと入っていました。午前中の空に並んでいた雲は、その後の雨と冷えにそのままつながっていて、畑にも空にも、同じ季節の揺れが現れていた一日でした。

けれど世界に目を向ければ、今日もまた中東では戦火と人道危機が広がっています。空は恵みだけでなく、破壊の通り道にもされてしまう。遠い出来事として切り離すことはできず、せめて土を耕し、食べものを受け取り、季節の移ろいを見失わずに暮らしを続けることが、いまの自分にできる小さな営みなのだと思います。

今日の箱も、それぞれの台所で静かな夕食になりますように。

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