20260318

午後から雨が入る気配の中で、にんじんの種を播きました。雨を待って播いたというよりも、雨に合うように位置を整えた、という感覚に近い作業です。あらかじめ竹で軽く踏み、表土を落ち着かせておきます。細かい土粒が動かない状態をつくってから、すじを切り、種を細くすじに沿って播きました。

覆土はせず、そのまま鋤簾でごく軽く押さえています。土をかぶせるのではなく、種と土とを密着させ、水がそのまま伝わるようにするためです。深さで発芽させるのではなく、接触と水分で発芽させる配置になります。

条間には稲わらを敷きましたが、まきすじは開けたままにしています。乾きは抑えながらも、雨は直接種に届くようにしてあります。この畝は、雨が入ることで初めて動き出すように整えてあります。

にんじんは発芽でほとんどが決まります。その揃い方は人の手だけでは整いません。土のわずかな凹凸や締まり、水の入り方の違いが、そのまま数日後の発芽の線として現れてきます。

続けて、えんどうを植え付けました。支柱の両側に配置し、上へ伸ばしていきます。巻きひげはまだ空間を探る段階ですが、触れるものを見つければ、そこに自らを預けるようにして固定されていきます。

地表で水に触れることで動き出すものと、空間の中で支点に触れることで動き出すもの。にんじんは雨を受けて発芽し、えんどうは支柱に触れて伸びていきます。どちらも、最初に触れるものが、その後の姿を決めていきます。

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