選挙フェス、があるというので
せいこううどく、の
雨を利用して
レインコートをずっぽりきて
山をおり
電車に乗って
京都百万遍の交差点へ
でかけてみた
路上で
合法的に
踊り
そして
自分の住んでいる国の
未来を
語り合う
路上で
なんて
おしゃれなん
路上を解放せよ
路上は
私たちの
未来圏なのだ
音、の合間
知恩寺へ
いってみた
drone music live
やっぱり桜
のはなびらは
とうめい、なんだとおもう
わたしたちも
とうめい
京都から
日本の政治
変えていきましょう
子供たちを
戦場にやらない
戦争のない世界を
創れるように
ぜひ
市民が今
立ち上がりたいと思います
広海ロクロー
ひとしきり踊って
吉田さんの山
からなんとか総本山こえて
街に戻った
真の歴史は空想や幻想ではなくて
行動から構成される
そして
行動とは
個々人が夢に描いているようなものではなく
天才の霊感
真理の神聖な狂気
英雄の気高い熱狂にみられるような個々人の仕事の事である
運命
偶然
幸運
神
これらによる説明はすべて同じような欠陥を持っている
つまり
それらは個人と
それの所産を切り離してしまい
それらが要求しているように
歴史から気まぐれな要素
個人意思を排除する代わりに
無限にそれを増強するのである
云々とヴィゴ
おーるおっけー
きょうもいきてた
信号待ちに
ふいに見上げた
古いマンションの
ベランダに
関節のイカれた
ロボットみたいな
造作の植物と
おだやかな配色の
クッションの埃をはたく
女性の姿がある、のは
右から4番目
左から4番目
下から4番目
上から4番目、の部屋
赤色の旗、はふらず
白色の旗、だけを
懸命に降り続ける
肥えた警備員のおじさん
白い光
白い風
つつまれろつつまれろ
と、白い鍵盤だけを
叩く
西日本の片隅に住んでいて
それはまあ
静かな山のふもとの
住宅地の中に在り
奇跡が重なって
生まれた子供たちが
被曝せぬようにと
気を遣い
耕し水を汲み
戦争が起こらぬようにと
拡声器で声を上げる
ひと、ひとに
感情を移入し
響かない言葉、より
響く音を優先に
情報を集め踊り
総ての物事が関連している、
関連していると捉え
自らの暗示にかかり
かかった暗示にとらわれないように
暗示をかけ
自らが自らに創られていく
水から創られていく
体内とか大地とかは
水から出来ているのであるといい
水さえ美しければ
問題は総て解決するような顔をする
地球は滅びない
地球が滅びるのを
望まない
インタネットにあふれている
感情は何を望んでいるのか
破壊なのか
創造とは破壊することならば
創造を望んでいるのか
感情を知りたい
溢れた感情は
地球を滅ぼさない
水は流れている
水に流すこともできる
情報ではなく
感情を知りたい
4番目の女も
白い旗の警備員も
偶然見かけた
一生出会うことのない
彼らは
もはや僕の中の世界の人々
そうしたところで
僕も誰かの世界の人々
円になり
手を繋ぎ
抱き合う
白い風の中で
ミクロに生きる植物のなかの
世界も現実社会で
ここ何日かの
霧に
路に迷う
桜の花びらは透明か
私たちは透明か
胞子、
薇が顔をだした
雄株が一足はやく
胞子を飛ばす
食するのは
雌株
雄株を刈ると胞子が飛ばず
子孫が絶える
ことがある
私たちは今年の春も
胞子、
飛ばしているか?
被曝せぬよう
戦争に加担せぬように
生きてゆくことを
宣言したか?
胞子を
飛ばしているか?
夢、をみている
散る覚悟で、咲くのか
感情のない
無数の花びらのように
生きている
しかし、それも
美しいと感じる
無数むすう
はらへった
街で、は
戦争に加担せぬ食糧は
あるのかね
うちにかえろう
この国、には
戦争に加担せぬ移動手段は
あるのかね
その自動車に積んだ
拡声器から流れる言葉は
感情かね?
情報かね?
なんなんだねきみたちは
くるっておるのかね
そんなにおおきなこえをだして