まぼろし

まぼろしは
夏のあいだ
訪れる

わたしは
彼女に
感情を抱いている

彼女の
乗った車は
とても旧く

彼女は
古い家を
修繕する
手伝いをしている

雨が降りしきるので
久しぶりに
ゆっくり眠った

まぼろしの夢をみる

彼女は
いつどこであったのだろう
顔すら憶えていないが
どこかに、いる
存在する まぼろし

ナントカ大臣、とかに
貰った賞を
普段なら笑い飛ばすくせに
褒められたくて
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