20160726

まぼろし

まぼろしは
夏のあいだ
訪れる

わたしは
彼女に
感情を抱いている

彼女の
乗った車は
とても旧く

彼女は
古い家を
修繕する
手伝いをしている

雨が降りしきるので
久しぶりに
ゆっくり眠った

まぼろしの夢をみる

彼女は
いつどこであったのだろう
顔すら憶えていないが
どこかに、いる
存在する まぼろし

ナントカ大臣、とかに
貰った賞を
普段なら笑い飛ばすくせに
褒められたくて
まぼろし を探す


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