20260406

おとといの雨で水路が詰まりました。

流れは一度止まり、落ち葉のあいだに水が溜まり、音が消えます。
昨日の朝、その詰まりを抜きに行くと、足元にショウジョウバカマが群れていました。

この花は、どこにでもあるわけではありません。
けれど珍しいわけでもありません。
ただ、「その条件」が揃ったときだけ、静かに姿を見せます。

冬のあいだ、葉は地面に張りつき、時間を蓄えています。
春になると、誰に見せるでもなく、すっと花を上げます。
桜のように合図を出すこともなく、気づく人だけが気づく高さで咲いています。

先ほどまでそこにあった静けさは消えましたが、
花だけは、そのまま残っていました。

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