20260628

雨続きで、トマトはまだ青いままです。
雨粒をまとった姿はきれいですが、生産者としてはそろそろ陽射しが恋しくなってきました。

トマトは成熟すると果実が出すエチレンという植物ホルモンをきっかけに緑色の葉緑素が分解され、赤い色素リコピンが増えていきます。

曇りや雨が続くと光合成が十分にできず成熟の進み方もゆっくりになります。
晴れ間が戻れば、一気に赤く色づき始めることも珍しくありません。

ですが、赤くなり始める頃に気になるのがカメムシです。
果実に口を刺して汁を吸うため傷や変形、品質低下の原因になることがあります。

一昨年は、中玉トマトがほぼすべて吸われてしまったこともありました。

自然農では農薬に頼らないので畑に暮らす生きものたちの力も借ります。
クモやカマキリはカメムシの幼虫や成虫を捕食し、小さな寄生蜂はカメムシの卵に産卵して、次の世代を減らしてくれる大切な天敵です。こうした生きものが暮らせる環境を残すことも、防除の一つだと考えています。

どうしても難しい場合は、防虫ネットの利用も模索しています。

もっとも赤くなれば今度はアライグマやカラスの食事になってしまうことも珍しくありません。

そんな理由もあって毎年一斉に植え付けていたトマトですが、今年は品種を増やし、一畝ずつ約1週間ずつずらして植え付けてみています。

どの品種が強いのか、どの時期の植え付けが被害を受けにくいのか。その違いが少しでも見えてくれば来年以降の栽培につながる大切な経験になると思っています。

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