なずなが出てきて、オオイヌノフグリが咲き始め、梅の花が開く頃になりました。えんどうやレタスの芽が見え始め、原木からはしいたけも出てきます。こうした変化が重なるこの時期は、冬のあいだ静かだった土壌が少しずつ活動を再開する「早春土壌起動期」といえます。地温はまだ十分に高くありませんが、日中を中心に微生物や植物の根が動き始め、水と空気の循環が戻ってきます。
自然農園では、土を大きく動かすのではなく環境を整える作業を中心に進めます。土の中の構造や菌類のつながりが回復している途中にあるため、耕起や反転は控え、根を残す草刈りや畝の確認を行います。刈った草は持ち出さず、その場に薄く戻すことで乾燥を防ぎ、雨による表土の流亡も抑えられます。
播種は、低温でも発芽するえんどうやレタスなどから無理なく始めます。果樹は強く手を入れるよりも芽の動きや枝先を観察し、畑全体の変化を見ながら春への準備を進めていく時期です。
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